赤松 雲嶺 Unrei AKAMATSU 1892~1958
明治25年(1892)12月12日大阪市生まれ。本名は好亮、字は公明。7歳のとき小山雲泉に入門、絵の手ほどきを受け、のち姫島竹外に師事する。大正4年第9回文展に『溪谷清趣』で初入選。大正11年第4回帝展まで、文展・帝展に連続入選。昭和5年第11回帝展から推薦(永久無鑑査)となり、昭和10年帝展改組では第一部に参加。昭和11年第6回新文展『芳山春暁』が文部省買上。昭和16年大東南宋院の結成に参加。日本南画院同人をつとめ、南画塾「墨雲社」を主宰し後進の指導にも尽力する。戦後は、大美会に所属し大阪市展の審査員をつとめる。昭和25年第6回日展に『香落溪』を委嘱出品したのが、唯一の官展出品となる。昭和33年(1958)10月16日歿、65歳。
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